2010年11月13日土曜日

荘子

◆Zhuangzi

Once Zhuang Zhou dreamed he was a butterfly, a fluttering butterfly.
What fun he had, doing as he pleased! He did not know he was Zhou.
Suddenly he woke up and found himself to be Zhou.
He did not know whether Zhou had dreamed he was a butterfly or
a butterfly had dreamed he was Zhou.

 ・flutter<動詞>羽ばたきする;羽ばたきして飛ぶ;はためく

■荘子

いつだったか、荘周は、夢で胡蝶となった。ひらひらと舞う胡蝶だった。
心行くまで遊んで、もはや荘周であることなど忘れ果てていた。
ところが突然目覚めてみれば、まぎれもなく荘周である。
はて、荘周が夢で胡蝶となったのか、
それとも、胡蝶が夢で荘周となったのであろうか。
 
 ※荘子(そうし)中国,戦国末の思想家。老荘思想の源泉の一人。生没年・伝記 不詳。著書とされる<荘子>33編(内編7,外編15,雑編11)は荘周学派の論説集, 人為を捨てて,無為自然に復帰することを説く。文意は、タオの立場から見れば、自他の区別はなく荘周はそのまま胡蝶である、どうような変化が訪れようと、変わらないタオがある。人生だけを現実とは見ないで、人生もまた夢と見よとする万物斉同の思想。

0 件のコメント:

コメントを投稿